こんにちは。カエデナ(@kaedena)です。
私は過去4年間、「ひふみ投信」と並行してセゾン証券の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」も合わせて積み立ててきました。
当時は今のように信託手数料が低くて、魅力がある投資信託商品があまりなかったこともあり、あまり選択肢がなかったからでもあります。
でも、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの部分をすべて、楽天全米インデックスファンドに切り替えることにしました。
それはこんな理由です。
理由1:信託手数料が(今となっては比較的)高い!
信託手数料が安い、「楽天全米インデックスファンドを買うことにしたから」ですね。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(以下セゾンバンガード)も、楽天・全米株式インデックスファンドも両方共バンガードの投資信託商品を買っています。
そして、それぞれの信託手数料は以下のとおりです。(多少上下します)
- セゾンバンガード:0.68%
- 楽天全米インデックス:0.1696%
4倍くらいセゾンバンガードの方が高いのです。
これを100万円分買っていたとしたら、手数料分はこうなりますね。
- セゾンバンガード:6,800円
- 楽天全米インデックス:1,696円
この差が100万円に対して大きいと見るか、小さいと見るかは人によって感覚違うと思うのですが、信託手数料って毎年かかります。
これを10年間保有すると、かなりの差になってきます。
基準金額を無視すると、100万円分10年保有すると、これだけの手数料の違いが出ます。
- セゾンバンガード:60,800円
- 楽天全米インデックスファンド:10,696円
理由その2:債権の部分がいらない
セゾンバンガードは、バンガードのさまざまな国のインデックスが50%、残りの50%が債権で構成されています。
この債権の部分は、いわゆる下落相場になったときの防衛策になるものです。ただ実際にものすごい長期の下落相場になったときには現金化してしまうと思いますし、債権割り当てるとしたら、自分でリバランスしたいと思います。
あとは、投資先の国ですね。
私はいまのところ米国株式を購入したいので、米国株式以外の部分がどうしても足かせになってしまいます。
そういった意味からも、投資信託としては米国株式にフルインベストメントしてほしいので、楽天全米インデックスに乗り換えたほうが効率的だ、と思いました。
理由その3:パフォーマンスがあまり良くなかった
これも、理由その2とかぶってしまうのですが債権や米国株式以外の部分がどうしても足をひっぱってしまいます。
以下に、米国株式インデックス(楽天全米インデックスはできたばかりだったのでとりあえずS&Pと比較します)と、セゾンバンガードとの比較をしてみます。
- 青:S&P 500
- 赤:セゾンバンガード
2016年のチャイナショックのあと、1年近くもずるずると下げています。
これが、米国以外の部分が足を引っ張っている部分かと思います。株価が下落しているときに債権で防衛するはずが、フルインベストメントのS&Pよりも下がっていることになってしまいました。
余談ですが、ひふみプラスとパフォーマンス比べるとエラいことに…。
- 青:ひふみプラス
- 赤:セゾンバンガード
結論:セゾンバンガードの積立はやめて、楽天全米インデックスに入れ替えます
ということで、いままでお世話になりました。
この結果を見たら、
- 信託手数料は高い
- パフォーマンスは出ない
- 楽天証券や、SBI証券など他の証券会社から買えない
ものなので、リバランスしたいときに一度戻したりとか手間がかかるのです。
でも、日本の投資信託なんて手数料ばっかり高くて全然パフォーマンス出ないの多くて、これでも良かったのです。
最近になって、信託手数料がどんどん引き下げられて、買い手に取って魅力ある投資信託が増えてきた、ということですね。
セゾン投信さんにはまた魅力的な商品が発売していただけることを期待しております。
※ あくまでも個人的な意見です。
以下関連記事です。
米国株に集中投資したほうが効率的ではないか、という話です。
ボーナス全額米国株に突っ込んだ話です…。